【2020ドラフト】巨人に必要なのは本当に左打ちの外野手なのか

いやー、びっくりしたね。ホントかよ。
「元巨人寺内、朝ドラに出演決定!」だってさ。人生どうなるか分からないね.
こんにちは、チャッキーです。

人生どうなるか分からない、と言えばドラフト会議。 1位指名が重複すれば抽選で就職先が決まってしまうという、時代錯誤も甚だしいシステムだけれども、それが野球ファンのあの熱気に変わるのかもしれない。

■ドラ1は左の即戦力外野手!
巨人のドラ1は近大の佐藤輝明に決定と球団が明言。
毎年のように踊る「10年に一人の逸材」の見出しは、まるでボジョレーヌーボーのような誇大広告に見えるが、菅野のメジャー行き、スカスカの先発陣となれば当然即戦力ピッチャーかな、と思うのは当然のこと。即戦力の野手はFAでも出てくるがピッチャーとなればメジャー移籍もあり、なかなかFAでも獲れない。今年はトレードで楽天から高梨が獲れたが、巨人からしても正直想像以上の活躍だろう。あんなに活躍するとなったら楽天も出さなかったはずで、実際高梨放出後に楽天の中継ぎ陣は崩壊。放出時点では盤石に見えていた中継ぎ陣だけに誤算だっただろう。 さて、巨人が左の外野手を1位指名する理由をいくつか考えてみた。

1.パーラの故障
できれば岡本の後の5番を打ってほしい。肩が強いからライトを守って亀井さんの負担を減らして欲しい。ホームランはそんなに打たないでいいから塁上に残った坂本、岡本、丸をツーベースでホームに返してほしい。打率は.280前後、ホームランは15~20本でいいけど、打点は80くらいをお願いしたい。巨人はそんな思惑だったはず。 しかし実際は膝を故障。打席数が少ないが打ちまくっていて来年も当然残留だよな、という感じのDeNAオースティンとは違い、154打席で打率.267、ホームラン4本となれば来年は微妙。サメグッズどうなるんだよ、あんなに作ったのに。膝の状態やFA・ドラフトの結果次第での判断となりそうだが、サンチェス2年契約、デラロサ、メルセデス、ウィーラ―残留濃厚(ウィーラ―はおそらく減額)、ビエイラも戦力化に成功しつつあることを考えると残留は厳しいか。来年ビエイラどうなってるか見てみたいもんな、正直。

2.山下航汰の故障
昨年、イチロー以来となる高卒1年目でのイースタン首位打者。今年まだ20歳と若く、左打ちの中距離バッターで亀井さんの後釜としてもバッチリ。天才的な打撃理論と中学生並みの外野守備を併せ持つ期待の若手だ。シルバー亀井さんと併用しながら、センター丸やメジャーリーガーのパーラ(膝)から左の打撃理論を吸収。1軍でダメなら2軍でレジェンド阿部さんに徹底的に鍛えてもらう。そんなシーズンにしたかったはずだが故障。来年はまだ高卒3年目、大学生ならまだドラフトにもかからない3年生という年齢だが、もう特別枠ではなく大卒と競争させたいという思いもあるかもしれない。結果的に今年は独走できたので「育成特別枠」を設定できるシーズンだっただけに悔やまれる。というか、山下だけではなく重信や田中俊太、立岡、若林あたりも当然競争だが、年齢やポテンシャルを考えると山下を優先して育てたかったはず。

3.香月の戦力化が未知数
履正社出身で岡本世代。U-18日本代表では3番岸本、4番岡本、5番香月でクリンナップ形成。結果的に巨人に全員集合!となった。履正社出身の野手というのは非常に期待値が上がるステータスになってきており、目指すのは1学年先輩の森友哉というところか。ただ、1軍での打席を見る限りバットがボールに当たる気配があまりないので、まだ戦力にはカウントできない状況。内野手登録だが、この辺も佐藤指名への一因になっている可能性もある。

4.菅野のメジャー移籍が難航
実は残留してくれる、というのはないと思うが、それなら何で早稲田の早川指名にならないんだ!という思いはある。1年浪人をして巨人入団という経緯があるだけに1年早く送り出してあげたい。そんな球団側のコメントが去年あったが、このコロナ禍での移籍がスムーズに行くのか不透明の上、どすこい山口、菅野と2年連続で最多勝投手がメジャー移籍ってなかなかの事件である。去年の柳田のように「メジャーに縁がなかった」と事実上の生涯ジャイアンツ愛宣言をして、日本で300勝を目指して欲しいとは思っている。 個人的には佐藤を抽選で引こうが外れようが正直どっちでも構わない。巨人の坂本勇人、小林誠司は外れ1位、ヤクルト山田哲人は外れ外れ1位、村上宗隆も外れ1位、ソフトバンク柳田は2位、千賀にいたっては育成だ。ドラ1はチャンスを多く与えられるだろうけど、チャンスが少なくてもきっちり結果を出すような選手がレギュラーになるので順位はあまり気にしない。抽選で引くイメージも正直ない。巨人に必要なのはやっぱりピッチャーだと思う。2位はウェーバーで最後のほうだし、単独指名で1本釣りしたいところだが早川も重複するだろうからどっちでも変わらない気もする。

■総括
菅野君が残留する可能性が濃厚なため、ドラフトは外野手でOK!という巨人ファンの切なる願いを総括としておこう。そうでも考えないとつじつまが合わない。FAやトレードで先発ピッチャーの戦力強化にめどが立っているなら別だけど、とてもそうは思えない。 さてどうなることやら。
ついに今日、運命のドラフト会議を迎える。