【巨人】 失敗しない男・デラロサ!初のセーブ失敗でやっと見えた隠れた闘争心
<巨人5-4広島> 9/22 東京ドーム
私、失敗しないので。
そんなキャッチコピーが似合っていた巨人の守護神デラロサ初のセーブ失敗。サヨナラ勝ちしたものの菅野の開幕12連勝を消してしまった。普段感情を表にあまり出さない「そんなに陽気じゃないドミニカン」が珍しく感情を露わにした。悔しさなのか、怒りなのか。それは分からないが、何だかちょっと嬉しくなった。
昨年6月に途中加入。最速161キロと言われる剛速球が武器で、加入当時は「打者は球速ほど速さを感じてないんじゃないか。空振りを取れていないよね」とか「コントロールがアバウト。揺さぶればチャンスありますよ」なんて解説者から散々の言われようだったが、奪三振率12.00、24回を投げて四死球6、被打率.190、防御率2.25(中川は2.37)と、三振が取れてコントロールも安定。火の車状態のプルペン陣の救世主となった。中川とデラロサの二人がいなければ、昨シーズンの巨人の優勝はなかったと思う昨シーズン終盤には「まだ投げていない球種がある」と発言。巨人ファンの期待を煽ったが、日本シリーズで巨人がまさかの4連敗。お披露目の機会はなかった(あれ?どっかで投げたのかな。。)
まだ秘密兵器をもっていたなんて!こりゃ来年も安泰だ!なんて思っていたが今年はちょっと不安定。奪三振率7.65、20回を投げて四死球13、被打率.206、と全体的に悪化。おいおい秘密兵器はどうしたんだよ!まあ、それでも防御率は去年と同じ2.25。今年は他の中継ぎが素晴らしいので目立たないが、十分に及第点だと思う。
ウィーラ―のようなムードメーカーではなく、パーラのようなキャッチ―なサメダンスなんてのもない。常にヤルかヤラれるかみたいな形相でマウンドに立ち、黙々と投げる。そんな感じだからこそ、デラロサはどんな人間なんだろう、どんなキャラなんだろうという部分がどこかにあった。松山にタイムリーを打たれ菅野の勝ちが消えた瞬間、デラロサの感情がやっと見えた。
菅野の勝ちは消えてしまったが、デラロサもやっぱりチームの輪の中にいるんだと実感できた。
今年は日本シリーズで存分に秘密兵器を披露して、日本一の瞬間にマウンドで雄たけびをあげて欲しい。
今年も秘密兵器はずっと秘密のまま、なんてことがないことを祈る。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません