【巨人】<育成の星>松原聖弥は松本哲也を超えられるのか!~ストーブリーグはすでに始まっている~
「迷ったら切るのも選手のためじゃないかと。いつまでもずるずるユニホームを着させるよりも、新しい道に背中を押してあげた方がいいんじゃないかと。新しい道に行きなさいよと、諦めさせるのも一つの使命かなと」大塚球団副代表のこんな発言があったが、阿部2軍監督も新人テストを視察し「気になる選手?いましたよ」と大物二人でツープラトンコメント。
2ヶ月前までの松原なら、他人事じゃない記事だったはずだ。
巨人で「育成出身」「俊足巧打の外野手」「右投げ左打ち」「小サイズ」といって真っ先に名前が挙がるのは松本哲也だろう。2009年には若かりし頃の坂本と「サカマツ」コンビを結成。打率.293、16盗塁を記録して勢いそのままにチームも日本一になった。
翌年の開幕時には当時主砲のラミちゃんに「今年の首位打者は松本か広島の天谷だと思う」と言われるほど成長。天谷も2009年に3割を打って大ブレークしていたため信憑性があったが、松本も天谷も前年ほどの成績は残せなかった。
ラミちゃんは「松本は首位打者を取る可能性がある」とコメントした責任をシーズン後に問われ「松本はベストを尽くしたが結果的にこのような形になってしまった。野球はそういうもの。仕方がない。サインを知らなかったのかもしれない。デイバイデイ」というコメントを残したかどうかは定かではないが、2012年にひっそりと横浜に移籍した。
さて、育成出身ということで松本と比較されることもある松原。俊足巧打ではあるが、実は課題は守備力だ。1軍デビュー戦ではエラーにはならなかったが追いついた打球をポロリしたこともあった。しかし、松本(通算0本塁打)にはない長打力があり150打席で2本ホームランを打っている。というか、慣れてくればシーズン10本は打てるんじゃないかと思う豪快なスイングは魅力的だ。外角低めをレフトにおっつける時のフォロースル―なんてイチローそっくり。盗塁もできて肩もある。
原さんが根気強く使う理由もわかる。欲しいんだよ!ホームラン打てる左の外野手!松原はホームランバッターではないけど、長打力があって足もある左バッターがいると、何かと重宝するんだ。原さんは1,2番タイプのバッターでも「小力」がないと使ってはくれない。「ホームランのリスクが全くないのと、もしかしたらホームランあるかも、っていうのは全然違うんだ」って言ってたからね。
今年は13~14名が戦力外や育成契約になるという話。ここまでの活躍をみると松原がここに入ることはなさそうだけど、ドラフトで左のスラッガータイプの外野手を指名するっていう記事も出てた。真偽は不明だけど、松原が長く活躍するためには今年だけではなく、来年も進化した姿を見せる必要がある。
松原にはそれができる。原さんもそう期待しているから、多少打てなくなっても下位でスタメン出場する機会を与えているんじゃないだろうか。
育成から成りあがってレギュラーに数シーズン定着。まっちゃんが怪我でできなかった偉業を、私は松原に期待している。
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